【神奈川県】真鶴町 『美しさと懐かしさの基準』
美しさと懐かしさの基準
CRITERION FOR BEAUTY AND NOSTALGIA
ここは『神奈川県 真鶴町』。
神奈川県の南西部に位置する『真鶴町』。相模湾に面した人口約7200人の小さな港町。海に囲まれ、起伏に富んだ地形 のため坂が多く、平坦な可住地面積は県内最も小さい。ここの地形は特殊で、港を中心としてすり鉢状に密集した家が建ち 並んでおり、港を中心に産業が発展したことがうかがえます。高い建物がほとんどなく坂の上から見おろす景色は、どこか ほっとする懐かしさを感じさせてくれます。
“懐かしさ”ってなんだろう
相模湾に行くにつれて現れる昔ながら家々。路地に入ると人通りは少なく静けさが漂っています。まがりくねった細い路地を 散策していると、かすかに家の中からは、夕飯の仕度をしている音や洗濯を干している音など“家族との生活”を感じるほっ こりとした感覚に包まれます。 「安心するなぁ〜」 目に入る風景だけではなく、雰囲気でも懐かしい居心地の良さを実感させられました。 これこそが真鶴町の象徴なのでしょう。
真鶴らしさ
真鶴町の風土を形成する重要な要素となっているのが、まちづくり条例『美の基準』です。真鶴独自の美の条例であり、 「生活風景」を残す目的としてつくられました。 つくられたのは約27年前。日本では都市政策の後押しを受け、ホテルやマンションなど開発が盛んに行われました。真鶴も 例外ではなく、その波が押し寄せ多くの森が切り開かれたようです。そのような問題に対して、住民が立ち上がり壊されてい く町を救うべく、2年の時を費やし制定までたどり着きました。 『美の基準』は一般的な景観条例とは異なり、景観に限ったものだけではなく、コミュニティや心意気まで定義しています。 つくられてからこんなにも長い時が経っていても焦ることのない真鶴らしさを保っているのは本当に圧巻です。これは単に まちづくり条例だけの効果ではなく、住んでいる人々が真鶴の住民であるということに誇りをもっていること実感させられます。
今日の一品
今日の一品は福浦漁港 みなと食堂の『刺身定食』。大ぶりの切り身は口に入ると、トロっと溶け出す脂と旨味がたまりません。 真鶴港の朝獲れの地魚だから新鮮そのもの。このお店の特徴は何といっても、ボリュームの多さ。どのメニューを見てもボリ ューム満点で味も量も満足できること間違いなしです。メニューはその日獲れた魚によって決定するようなので、季節に よって様々な魚をお召し上がりいただけます。入口に貼り出されるメニュー要チェックです。
■福浦漁港 みなと食堂
〒259-0311
神奈川県足柄下郡湯河原町福浦109-2
(TEL) 0465-20-7005
(営業時間) 11:00~15:00(L.O.14:30)
(定休日) 水曜日
http://www.minatoshokudou.com/
▼真鶴町観光協会情報
https://www.manazuru.net/